Thursday, June 28, 2007

突撃みーこの晩ご飯

私の夕食をご紹介します。いつもはアメリカ人の彼が食べやすいような炒め物が多いけど、たまにはやっぱり本格的な和食がたべたくなる。彼のいない日はちゃんとした和食をつくって1人晩餐。この日は野菜の漬け物ととろろそば。

日本のヤム芋は山芋や長芋と呼ばれ、粘りがありぬるぬるして口がかゆくなる。結構安めで栄養価の高いスタミナ野菜。通常は剃りおろしてマグロの刺身と一緒に食べたり、ご飯にかけたり、そばに入れて食べる。このひは細かい千切りにして、ネギと一緒にたっぷりそばに盛る。

相当健康的な献立。しかもローカロリー。ネバネバしてしかもサクサクの山芋がしっかりおなかに溜まる。1人の食卓で「うまい!」と叫んでしまった

フライングパン

チェルシーにあるフライングパンは1929年頃の古い船を改装したバーとダンススペース。停泊している船なので、夏のみのイベント。

良いところは、ハドソン川を見ながら船や船渠に座ってお酒を飲める。小さいけど独特なダンスフロアが船の地下にある。船を探索するだけでも楽しい。デートだけでなくグループにも最適。

ブーなところはトイレが非常に汚いこと。ニュージャージーとか遠方から来ている若僧たちがうざい。雨だと最悪。選曲がかなりばらつく。

まあミーコには楽しい夜になったかな。

NYのアールデコ 

マンハッタンで一番最悪のエリアといわれる42丁目。この辺りに行かなくてはいけないときはいつも、早く抜け出したくて仕方ない。ポートオーソリティー駅の周りは観光客とアル中で込み合っている。私なんかはこの道を出来る限り早く歩く。その道でなんとアールデコスタイルの建物を発見。キラリとした銀色の壁は天井灯をきれいに反射し、モスグリーンのデザインを明るく照らす。シックでモダンなデザインは多く、そういったデザインは下手するとつまらないものになる。もっと歴史と個性のあるビルが沢山あるといいのに。

ウコン茶

インド料理に使われる黄色いスパイスのターメリック(ウコン)は誰でも知っているはず。この香辛料がなんかしら身体にいいということは知っていた。そしてつい先日、日本のスーパーでターメリック茶を発見。

ネット検索によると、生薑科のウコンはクルクミンという成分を含有。これが肝臓保護にいいらしい。また、抗酸化効果がありがん予防にもいいらしい。肝炎や肝臓に大きな問題のある人には副作用もという注意も聞くが、基本的に健康な人にはすごくいいものみたい。

常に飲む様になったけど、ペットボトル5ドルは高め。きっと粉末を安く買って水で薄めても一緒かなあ。とにかく二日酔いが楽になったきが。タブレットも健康ストアで売ってるみたいです。

チリクラブ祭り

ブルックリン橋と透き通る空を見上げ、DUMBO (down under manhattan bridge overpath) にある元タバコ向上の裏道は大勢の人でにぎわっている。この日は年に一度のシンガポールチリクラブ祭り。タイガービールが主催しているイベント。開始からそんなにたっていない12時過ぎに到着したら、もう既に人でごったがえし。

メインのチリクラブは沢山並んだ中華鍋で調いる。座る場所の確保はかなり大変で、結局地べた座り 。ココナッツミルクとチリのスープはかなりリッチ。蟹は残念ながらパサパサで身もほとんどなし。根気よく蟹をしゃぶり身もほじくりだした。一番おいしかったのは、グリルしたイカの入った冷たいシンガポールヌードル。ココナッツミルクとエビペースだけど、チリクラブとは違いコリアンダーや青ネギでさっぱり。

食のみならず、道端マッサージも挑戦。ネイルサロンとかのマッサージより数倍本格的な指圧でほどよい10分を。ただなので、心付けを弾んでみた。それからすっごくかわいい犬発見。蟹はまあままだったけど、楽しい夏の1日だった。


Wednesday, June 27, 2007

Been Rich All My Life

いい映画を発見するのってうれしいですよね。予告記事だけで選んであんまり内容もよく知らないで。Been Rich All My Life はそんな発見映画でした。

ニューヨークタイムズの映画評論家のおすすめだったので選びました。ネットでちょっとは情報収集もしたけど。この映画は、平均年齢86歳で、戦前のハーレムでダンサーをしていた黒人おばあちゃんたちの話です。60年後、彼女たちはまたシルバーベルズというダンスグループを再開します。

足は頭まで上がらない。背中は丸まっている。ステップは昔ほどたくましくもない。でも体に染み込んだリズム間できちんとダンスできる。メンバーの独りは今でもダンスを教えている。彼女たちのダンスは1、2、3のカウントでなく、体にあるリズムで流れる。タッタッタタッタター。 若い人の方が速いステップができるだろうが、おばあちゃんたちの持つリズムはまねができないらしい。

楽しく希望に溢れる反面、この映画は悲しい現実を無視していない。彼女たちも鉄人婆−ちゃんではいられない。年はとっているし、老いるという現実と恐怖は隠せない。高齢者と若いダンススクールの学生に囲まれ、私は泣きながら笑った。 この映画はすべての女性にお薦めします。絶対何か感じ、学ぶことがあるはずですよ。

法律士との対決

私もアメリカに何億といる移民の一人。れっきとした合法移民で税金も払いキャリアのために一生懸命働いている。一銭も払わずにグリーンカードの抽選に当たる人もいるけど、私は何十万も払い合法にこの国で働けるステータスを保っている。たとえ仕事のくちがあっても、書類をそろえてアメリカ政府にビザを与えるよう説得しなくてはだめ。お金、タイミングそして運はすべて一度に手に入らない。でもわたしのような移民は、そのすべてに加えて心ない法律士と関わらなくてはいけないのだ。

私はH1-Bという労働移民ビザ。このビザを獲得するためには、スポンサーとなる雇い主が申請者になる。会社はこの外国人がアメリカ市民よりもその職にふさわしいということ、そしてそれ相当の給与を払うほどその人材が好ましいと政府に納得させなければいけない。しかも、私の職種は大学等で選考したことに通じていなければならない。2千ドルを法律士に。1千ドルを政府に費やす。そしてビザがおりても3年後には同じだけ払って同じ手続きをしなくてはいけないのだ。少なくとも私の会社がこれに同意し、費用の少しは持ってくれたというだけでも、私はラッキーかもしれない。

2006年の8月で私の3年が終わる。そして今同じビザ更新の手続きをしなくてはならない。2度目は簡単とはいえ、サスペンダーをつけたばりばりミッドタウンの法律士と関わるのは楽じゃない。移民弁護士はほとんど優しさのかけらも思いやりもないいじわる金目当て人間。

この弁護士については悪い評判も聞いていた。でも私のときは、初回にきちんと申請許可をおろしてくれたので同じ人でいくことに。先日その事務所から更新申込書の下書きが届いた。サポーティングレターという仕事や人材の詳細を記した書面には、不適切な内容や誤字が目立った。即座先方にメール。返事は予想以上に無責任だった。私のメールの趣旨を勘違いしたのか、私が彼の「間違い」に「文句をいっている」と逆切れ。でも文句をいった訳ではない。弁護士は自分の仕事で否定的なことを顧客にいわれるとすぐ切れるらしい。でもそんなにすぐ切れるなら、はじめからもっとまともな仕事しろ!と思う。矛盾100%。英語すらちょっとおかしかったのに。

アシスタントは落ち着いて間違いを訂正してくれた。それでも私の怒りはいやされず、彼の私に対する返答は不適切な表現ばかりだということをはっきりさせたかった。今度は弁護士のように、固い文章で細かい表現まで注意をして誤解であったしあんたをこき下ろすつもりなんてなかったし、そっちのサービスが十分でなかったということを伝えた。データで残るメールで自分のミスを指摘したから逆切れしたのだろう。ざまーみろ。この返信もデータとして残るさ。困難大金はたいたんだから。法律には長けていても顧客の移民には何の思いやりもないんだから。

つまらない話に聞こえましょうが、これが私や多くが経験しているのです。

キューバンサンドイッチ

うちの近所にはヒスパニック系の小さなベーカリーがある。ブルックリン、ウィリアムズバーグのグランドアベニュ−とベッドフォードの角。ショーウィンドウには身体に悪そうな色の、しかも変色したケーキに裸の女の子の人形が載って飾られている。誰が来んなもの食べるんだか?と、いつも横目に見ていた。

数ヶ月前、食にうるさいかれがそこのサンドイッチを食べてみようといいだした。毎朝工事現場のおじさんや近所のヒスパニック系の人たちがコーヒーやパンを買いに列をつくる。どうやら人気はあるらしいし、常に近所の店はどこもトライしてみるのがモットーの私たちは、この店も同様のチャンスを与えることに。

店に入ると、カウンター越しには長い行列で、ケースに菓子パンやケーキがぎっしり並んでいる。次に目に入るのは、テキパキ働いているおねえさんたち。中にはカウンターより背が低くて隠れている人も。中でも注目はその値段。卵とハムのサンドイッチは2ドル25セント。コーヒーは60セント。氷代のかかるアイスコーヒーでも1ドル25セント。近所のコーヒーやよりよっぽど安い。

初来店では、ハムエッグチーズのサンドイッチとキューバンサンドイッチを注文。キューバンサンドイッチには酢漬けのハラペーニョとピクルス、レタスにトマトのトッピングを追加。店員さんは、3センチ四方の小さな紙に注文を書きとめる。キューバンサンドイッチはもともとローストポークとハム、チーズとピクルスだけ。肉の多いサンドイッチはあまり好きではなかったけど、これはかなりいけたあ。レタスと熟れてないアメリカのトマトは栄養価すら低いけど、ピックルスとマッチしてさっぱり感を与える。とくにハラペーニョの酢漬けが最高。どのキューバンサンドイッチもこれが入っていた方が良いと思う。

店が忙しく、キューバンサンドイッチはトッピングも多かったので、7分くらい待たされた。でも待つ甲斐あり!この大きなサンドイッチが3ドル50セント。近所に居たら少なくとも話題のケーキをみてみて。最近は新しいサンプルに変えたらしい。

Sunday, June 17, 2007

祝30歳

ダーリンとその女友達と、ローアーイーストのバーで逢う予定だったある週末。いつもと音質の違う音楽が気になりながら地下のバーへ階段を下りると、暗闇のなかにとんがり帽子を被った大勢の人がシルエットで見えるような。。。あらら、誰か誕生日パーティーするんじゃん、ちょっとウザイなあ、と彼に愚痴をこぼした瞬間、"さぷらーいず!"と暗闇の群衆が私に向かって。やられました!なんと私の誕生日祝いが密かに計画されていたのです。びっくりしたのなんのって。暗闇だったので、自分の友達だか誰だか半信半疑。でも一人一人の顔が徐々に見えてきて、数分びっくり感動でどうしていいやら。

会社の同僚とか、日本人の友達とか、彼の友達とか。違うネットワークの友達が一同に集ってくれたのは、不思議な感じで嬉しかったです。高校からの友人が私の彼と一緒に企画してくれたんだけど、私は全く知らなかった。私の顔写真がすごく雑にクロップされたE-カードなどが出回っていたなんて。今までで一番感動した誕生日会でした。美味しい餃子も沢山注文してくれてて。でも一番感激したのは、私の家の近所にあるスパニッシュベーカリーでつくってもらったケーキ。プラスチックのセクシー人形がのっかっていて、Hapapy 30th Little Mikoって書いてありました。味は別問題ということで。

友達が私の為にDJまでしてくれたし、夜中踊りまくった。誕生日プレゼントも抱えきれないほどもらった。自分の仕事が忙しいなか時間を割いてこんなパーティーをしてくれた彼に感謝一杯。来てくれた人の多くは彼経由で知りあった人たち。彼の人望によるものだとおもいます。

踊ってたら他のグループのひとに、21歳の誕生日って聞かれた。アメリカでは成人になる21歳の誕生日を大々的にするんだけど、若く観られすぎてる私ってどうなの。ずっと若くいたいけど、私大人の女性よ。みーこを甘く見んじゃないわよ。