Sunday, March 1, 2009

嬉しいような悲しいような

まさか日本の映画がオスカーをとるなんて!嬉しさもさることながら、日本人の英語力、そして世界の舞台に立つことへの意識と姿勢にちょっとガッカリ。監督は誠実な気持ちで話していたけど、外国人の中でそのスピーチを聞いた私は恥ずかしくなっちゃいました。苦笑いや、ちょっとバカにしてる様子でした。受賞を期待していなかったという日本人の謙遜さもあるのでしょうが、オスカーにノミネートされたことへの意識、受賞できなかった人たちや今まで受賞してきた人々への尊敬の気持ちがあまり現れてないような。MILKの脚本家をはじめとする他受賞者の素晴らしいスピーチに比べると内容が薄い感じ。良い映画みたいだから、いろんなメッセージを世界に伝えられたのに。受賞後のプレス会見。日本ではモッ君の英語力をベタ褒めしたようですが、そこまで上手じゃないし、奥さんにトレーニングしてもらえば良かったのに。広末のこのスピーチ。ばか丸出し。英語は日本語よりカジュアルかもしれないけど、それなりのマナーがある訳で、にたにた笑いながら「I love you, Japanese movies!」はないでしょ。大舞台で舞い上がるのは分かるけど、ミーハーはそこそこにして日本を代表する意識を持ってほしかったな。しかも、彼らのスピーチ内容をいいように表現して、誇りたっぷりに報道する日本のジャーナリズム。日本はまだまだ自分たちを客観視できない島国なんだなあ。

さらにひどかったのがこの通訳!時間の限られたインタビューなんだから、日本語で同時通訳してあげればいいのに。そこまで難しい質問でもないし。英語にするのも、話の途中で止まらないと訳せないみたい。もっと使える通訳いただろうに。。。

No comments: