Monday, October 29, 2007

舞踏 in NY

だいぶ昔に山海塾のショーをみて、舞踏は気味悪いと思っていたけど、さすがニューヨークの生活でアートへの相対的な理解や興味が強くなったようで、今一度挑戦してみたくなりました。ちょうどジャパンソサエティーで舞踏特集が。今年は舞踏発起者の大野一雄101歳記念と合わせた催し。残念ながら、大野氏の息子の部は売り切れ。あまりなじみの無い笠井叡さんのショーに。彼は大野氏のもと舞踏を学び、64歳の現在も現役。このショーはアメリカならではの舞踏を創ろうということで、その意図がしっかり感じ取れました。驚いたことに、出てきたのは女性ダンサー。男性が多い舞踏界なので、ちょっと拍子抜け。でもこれが、マッチョマッチョ。腕や肩なんて筋肉すっごい。基本的に体脂肪ゼロ。カラフルなスカートを衣装にしていて、この辺もアメリカを意識してるみたい。なれてくると、女性なのにパワフルで、でも女性的なコスチュームが力強さと交わって何とも言えない良さに変わってくるのです。とにかく釘付け。だいたいあんなにたくさんの動きを6人それぞれにあてるなんて、どれだけ時間がかかるのだろう?しかもバレーやモダンダンスのようなリズム的な物が無い。どうやって覚えるんだろう???プログラムに書いてなかったけど、笠井さんがセットのバスタブから白い布にくるまれて登場。64であの身体。脱帽です。

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