Tuesday, June 10, 2008

浮世絵画展


ブルックリンミュージアムの歌川浮世絵画展に行ってきました。日本の浮世絵は色彩がきれいで、大好き。着物等に使われる色彩やパターンは、西アフリカとかの生地やインドの織物等にも共通する要素があって、昔の着物職人はどこからそんなデザイン性を取得したのか不思議になります。おそらく日本の四季がもたらす自然界の色彩や、海山に囲まれた風土からなのかしら?

同じ歌川一門でも、それぞれ特徴があります。1人が景色を、もう1人が人物を担当するという合作も流行したそう。わたしが一番気に入ったのは、異なる色合いの紺を使った作品。同じ紺ではないけど、グラデーションの違いだけでよくあれだけ細かい模様を出せるなーと感心。輸入された外来ものの紺と日本伝統の藍色の違いも勉強になります。

良く見ると、70歳過ぎて制作された作品もあり、年老いても細かい作業を完璧にするところが、アーティストというより工芸職人って感じです。

ついでに、ムラカミ展も見てきました。アートとしては好きではないけど、アートと名のついたものは、広告、ファッション、グッズなど、あらゆる分野で取り上げられるというところに彼の面白さを感じました。逆に、あらゆる方面で効果のあるプロジェクトだけど、それが逆にアートとしての確立させない理由かも。。。キャラクターであり、アニメであり、デザインであり、現象であり。ということは、ドラエもんもアート界に参入するかのうせいはあるってこと?

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